マクシミリアン2世

皇帝の物語

マクシミリアン2世とは?なぜ“寛容”は帝国を救えなかったのか

臨終の床で、マクシミリアン2世は異例の決断を下した。カトリック皇帝にとって不可欠とされる「終油の秘跡」を拒んだのである。それは単なる個人の信仰の問題ではなかった。宗派の対立に引き裂かれた16世紀ヨーロッパにおいて、皇帝自らが「どちらにも寄ら...
基本情報まとめ

マクシミリアン2世 (神聖ローマ皇帝)

マクシミリアン2世は、ハプスブルク家の中でも異色の皇帝であった。カトリックの名門に生まれながらも、プロテスタントにも理解を示し、帝国内の宗教対立の調停を試みた。彼の治世は、宗教改革の嵐が吹き荒れる中、皇帝権の強化と宗教融和の狭間で揺れ動くこ...