人物で読む栄光と悲劇

皇妃・王族・子供たち

サラエボ事件とは?フランツ・フェルディナント暗殺と第一次世界大戦の引き金

車中にいたのは、ハプスブルク帝国の皇位継承者フランツ・フェルディナント大公と、その愛妻ゾフィー。1914年6月28日、それは彼らの結婚記念日であり、初めての「国内訪問」の日だった。だがその幸福なひとときは、突如として破られた。銃声二発。未来を託された大公夫妻は、血の中に沈んだ。サラエボ事件、この一発の銃弾が、帝国の瓦解を招いたのである。
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フランツ・ヨーゼフ1世 (オーストリア皇帝)

18歳という若さで皇帝となり、その後68年もの間オーストリア帝国を支え続けたフランツ・ヨーゼフ1世。戦争や反乱、家族の悲...
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フェルディナント1世 (オーストリア皇帝)

フェルディナント1世は、1835年に「オーストリア皇帝」として即位した人物である。(ちなみに、ハンガリー皇帝としてはフェ...
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フェルディナント1世|吃音の皇帝と、沈黙で貫かれた13年

言葉は、帝王にとって最大の武器である。だが彼は、生まれながらにしてその武器を持たなかった。吃音に苦しみ、てんかんを抱え、...
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神聖ローマ帝国の終焉とフランツ2世の新しい玉座

その若者は、帝国の終わりを見据えていた。破滅の予感は、あまりにも静かに、しかし確実に足元を侵食していた。ナポレオンという...
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フランツ2世 (最後の神聖ローマ皇帝)

フランツ2世は、「神聖ローマ帝国」の最後の皇帝であり、オーストリア帝国の初代皇帝でもある。ナポレオンとの戦争の中で神聖ロ...
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レオポルト2世|静かなる啓蒙改革者、その短すぎた治世

1790年、夏。ヨーゼフ2世の死を受け、神聖ローマ帝国の皇帝に即位したのは、弟のレオポルト2世であった。 (兄ヨーゼフ2...
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レオポルト2世 (神聖ローマ皇帝)

レオポルト2世は、啓蒙改革で知られる兄ヨーゼフ2世と、反動的な息子フランツ2世の間に立つ神聖ローマ皇帝。トスカーナ大公時...
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ヨーゼフ2世 (神聖ローマ皇帝)

ヨーゼフ2世は、マリア・テレジアの長男として生まれた。神聖ローマ皇帝・ハプスブルク家の当主として複合国家の近代化に挑んだ...
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【あの人は、いつも私の影にいた】マリア・テレジアが愛した皇帝フランツ1世

「あの人は、いつも私の影にいて、私を見ていた」マリア・テレジアの涙ながらの言葉がすべてを物語っていた。王冠を戴いた男が、...