最後に、戦争・条約・革命といった「出来事」からハプスブルク家を読む入口である。
血脈や人物の背後で、どのような力が帝国を押し上げ、やがて終焉へと導いたのか。

【完全解説】なぜハプスブルク家は“栄光と悲劇”を両立したのか?繁栄の理由と滅亡の原因
ハプスブルク家はなぜ栄え、なぜ滅び、なぜ近親婚を続けたのか?帝国の仕組み、婚姻戦略、顎の遺伝、スペイン分家、ブルボン家との対立まで「よくある疑問」をまとめて解説

神聖ローマ帝国とは何だったのか?“名ばかりの帝国”の実像を地図で読む
神聖ローマ帝国とは一体何だったのか。なぜ皇帝は弱く、なぜ850年も続いたのか。その成り立ちから滅亡までを、地図と図解を使ってわかりやすく解説し、ハプスブルク家が帝位を独占した背景にも迫る。

七選帝侯とは?皇帝を“選ぶ七人の王”──神聖ローマ帝国の影の支配者たち
七選帝侯とは、神聖ローマ帝国で皇帝を選出した七人の有力諸侯のこと。神に仕えながら人間の欲で動いた“影の支配者”たちは、帝国の運命を左右した。「金印勅書」による制度の誕生からハプスブルク家との攻防、そして帝国の終焉までをわかりやすく解説。

ハプスブルク支配の終焉とその後──帝国はなぜ崩れ、何が残ったのか?
650年続いたハプスブルク支配の終焉とその後──皇帝カール1世の曖昧な退位、帝国崩壊、そしてオーストリアが選んだ未来とは?

【フェリペ2世と無敵艦隊の敗北】アルマダ海戦とスペイン帝国のほころび
最強と謳われた“無敵艦隊”はなぜ敗れたのか?フェリペ2世の信仰、戦略の綻び、そして暴風雨──この敗北がスペイン帝国にもたらしたものとは?

【スペイン継承戦争の真相】なぜ一人の死が世界を燃やしたのか?
1700年、カルロス2世の死をきっかけに始まったスペイン継承戦争。ルイ14世とハプスブルク家の野望がぶつかり、ヨーロッパと新大陸を揺るがした。

ウィーン会議とは?「会議は踊る」の真実と、ヨーロッパを変えた結果をわかりやすく
ナポレオン失脚後、ヨーロッパ再建のため各国が集結。“会議は踊る”の裏で進んだ交渉と、地図を書き換えたウィーン体制の結果をわかりやすく解説。

【ハプスブルク家のその後】一族の行方、巨大帝国の末裔たちは今
帝国崩壊後、追放と称号剥奪に直面した王族たちは、いかにして名誉を回復し、“普通の市民”として生きてきたのか。最後の皇太子オットー・フォン・ハプスブルクから現在の家長カール氏まで、王朝のその後をたどる。

