マクシミリアン1世

皇帝の物語

なぜ戦わずに帝国を築けたのか?【マクシミリアン1世と“結婚外交”の真実】

戦場ではなく婚姻の場で帝国を広げた皇帝・マクシミリアン1世。その背後には、沈黙の母と愛する妃の存在があった──「剣ではなく結婚で国を得た男」の野望と喪失の記憶をたどる。
皇妃・王族・子供たち

【愛と帝国を遺した王妃】マリア・ブルゴーニュの悲しい輿入れ

マリア・ブルゴーニュはハプスブルク家に巨万の富をもたらしたが、落馬事故で24歳の短い生涯を終えた。本稿ではマクシミリアン1世との“恋愛婚”が領土にもたらした影響と、死後に残された政治的混乱を描写する。
出来事で読む帝国の運命

シャルル突進公の死が導いた結婚【マクシミリアン1世、ブルゴーニュを継ぐ】

シャルル突進公の急死により、フランスとハプスブルクのあいだで争奪戦となったブルゴーニュ。その結末を決したのは、若きマクシミリアン1世の「結婚」だった──。帝国を西へ導いた政略と愛の行方を描く。
皇妃・王族・子供たち

叔母は師、母は狂女? 【カール5世を導いたマルガレーテ】

父マクシミリアン1世の娘として生まれ、甥カール5世を育てたマルガレーテ。静かに帝国を動かした、その理性と覇道の生涯。
皇帝の物語

なぜフリードリヒ3世は何もせず勝てたのか?“遅すぎる皇帝”がヨーロッパを変えた真実

「何もしない皇帝」と笑われた男が、ハプスブルク帝国をよみがえらせた。沈黙と執念で歴史を動かしたフリードリヒ3世――“無策”こそ、最大の戦略だった。
基本情報まとめ

マクシミリアン1世 (神聖ローマ皇帝)

マクシミリアン1世は、ハプスブルク家の神聖ローマ皇帝で、婚姻政策によってブルゴーニュ家やスペイン王家と結びつき、帝国の基盤を築いた君主。近世ハプスブルク繁栄の礎を築いた皇帝の経歴と家系図を紹介。