アルプスの小さな城から始まった一族は、やがて「ヨーロッパを左右する王家」へと成長した。その血脈は栄光と断絶をくり返しながら、スペイン系とオーストリア系へ枝を伸ばしていく。
各人物の名前をクリックすると、詳しい物語ページへ移動できる。――王家の歴史を一本の血の糸で読み解こう。
1273年、ルドルフ1世の即位から始まったハプスブルク家の支配は、1918年の帝国崩壊まで続いた。およそ650年のあいだ、彼らはヨーロッパの皇帝・王として君臨し続けたのだ。
その系譜をさらにたどれば、起源は11世紀のスイス「鷹の城(ハプスブルク城)」にまでさかのぼる。一族としての歴史は、実に700年以上に及ぶ。
この家系図は、血筋の記録であると同時に──政略の地図でもあり、戦争の火種でもある。王朝の拡張と断絶、そのすべてをひと目で読み解ける。
なお、スペイン系ハプスブルク家の“近親婚の流れ”をより詳しくたどる場合は、スペイン・ハプスブルク家の家系図|断絶までの血脈もあわせて参照されたい。
▶︎ スペイン・ハプスブルク家断絶の理由|カルロス2世の死がもたらした崩壊
▶︎ 【完全解説】栄光と悲劇の理由|ハプスブルク家の繁栄と滅亡
本家系図は『ハプスブルク百科』編集部が作成したものであり、信頼性の高い一次資料・歴史地図に基づいて構成されています。PDF版の一部写真・肖像には、以下の著作物を含みます:
- オットー・フォン・ハプスブルク 写真:© Oliver Mark / CC BY-SA 4.0 出典:oliver-mark.com(2006年、バイエルン州ペッキングにて撮影)
- カール・ハプスブルク=ロートリンゲン氏 写真:© Fgach80 / CC BY-SA 4.0 出典:Wikimedia Commons(2022年3月撮影)(Download the PDF version here. 📄 )
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©︎Habsburg Hyakka.com

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